11 月
20
2009
「らんちゅう」を知っていますか?
聞いたことのない言葉という人もいるかもしれませんね。
らんちゅうとは金魚の一種です。ひらがなで書かれることが多いですが、漢字にすると「卵虫」や「蘭鋳」と書きます。
これから夏に向けて、らんちゅうを飼い始めた、という人も多いのではないでしょうか。らんちゅうは数ある金魚の種類の中でも「金魚の王様」と呼ばれています。
日本では愛好家の数が多く、毎年らんちゅうの品評会が行われているほどですよ。
頭にコブと呼ばれる肉塊があるのが特徴的で、コブの形が良いことを「かしら(頭)の出が良い」などと言います。コブの形によってらんちゅうの呼び名が決まっていて、「兎金頭」「竜頭」「獅子頭」など様々なものがあります。
らんちゅうの体には背びれはありません。
体は小判型をしていて背中の部分を「背なり」と呼び、体が長めのらんちゅうは「長手の魚」、短めで丸みを帯びたらんちゅうは「丸手の魚」と呼ばれています。
模様は様々で、どれもそれぞれに味があり美しいものですが、最近では紅白のものに人気があるようです。
らんちゅうは横から見ても美しいですが、一般的に上からの姿を見て鑑賞するものです。尾びれの形が重要視されていて、尾の形はお椀のような形が良いとされています。
左右均等で美しい丸みを帯びた形です。
尾の形とともに、泳ぎ方でも良し悪しが決まります。
らんちゅうは他の金魚に比べると泳ぎが苦手だと言われていますが、良いらんちゅうと呼ばれるものは、尾が綺麗に開き、泳ぎ方も優雅で気品があります。
一般的に良いとされるらんちゅうは、こうして様々な視点から判断しますが、実際にはらんちゅうの姿、模様などは人それぞれ好みがありますね。
お家で楽しくらんちゅうを飼育するなら、自分が素直に気に入ったらんちゅうを選んでくださいね。
11 月
10
2009
金魚の王様とも呼ばれているらんちゅうは、日本に多くのファンを持ち、愛好家の間では毎年品評会も行われています。
これほどまでに愛されているらんちゅうの魅力とは何なのでしょう。
らんちゅうの魅力を一言で言い表そうとするととても難しいのですが、優雅で気品漂う姿がやはり人気の1つでしょう。一匹一匹模様が違い、形も少しずつ違うところも魅力的ですね。
らんちゅうは横からではなく、上からの姿を見て鑑賞するものですが、光の当たり方によって赤色が黄金色に変化することもあり、何ともいえない美しさがあります。
容姿はとても品があるものですが、泳ぎは決して得意だとはいえません。
愛嬌のある可愛らしい泳ぎ方と品のある姿とのギャップもまた人気の1つだと言えるのでしょう。
ですが鑑賞だけなら他の美しい熱帯魚と同じでは?と思う人もいるのではないでしょうか。熱帯魚の魅力にはないらんちゅうの魅力として、育てていく楽しさという点もあげられます。
たとえ同じらんちゅうでも、育て方が違えば姿形、性格は違ったものに成長します。
自分が愛情かけて育てたらんちゅうは自分だけのものとなり、より愛着がわく金魚となるのです。
毎年日本で行われているらんちゅうの品評会では、愛情をたくさん注がれて育ったらんちゅうが集まり、その姿、泳ぎ方を披露しています。
そこで入賞した時の飼い主の感動は格別でしょうし、入賞しなくてもらんちゅうを通して人と人とのコミュニケーションの輪を広げることもできます。
らんちゅうの魅力はそうした感動を味わうことができる、奥深いところにもあるのです。らんちゅうを飼育するなら、是非品評会にも参加して、らんちゅうを通して自分の世界を広げてみてくださいね。
10 月
30
2009
日本で多くの人達の間で飼育されている「らんちゅう」。
らんちゅうは金魚の中でも「王様」と呼ばれるほど、特別な金魚として多くの人に愛されている金魚です。
らんちゅうが現在の魅力的な姿になるまでの歴史は、どのようなものだったのでしょう。
そもそも金魚の始まりは、西暦370年の中国で赤いフナが発見されたのが最初であると言われています。
その後様々な金魚が誕生し、らんちゅうの原種である「マルコ」が日本に持ち込まれたのは江戸時代になってからです。
この頃から日本では金魚の品評会というものが始まっていて、明治4年(1871年)の「元祖丸錦四季詠」が日本で最も古い品評会の記録として残されていますよ。
マルコはその後、ナンキン、オオサカランチュウの3つの品種に分立します。
明治時代に入り石川亀吉氏がその仲間達とともに改良をかさね、現在のらんちゅうの形を完成させました。
石川亀吉氏らは、明治17年、「観魚連」を設立し、翌年にはらんちゅうの記念すべき第一回品評会が行われましたよ。
その後、日本では大震災、太平洋戦争などが起こりますが、それらの戦火を潜り抜けて再びらんちゅうは全国に広まるようになります。
昭和31年には「日本らんちゅう協会」が設立され、これによってらんちゅうは急速に発展していき、現在の魅力的ならんちゅうへと至ることになりました。
らんちゅうは今もなお、多くの愛好家の間で品種改良が続けられています。
今後も新しいらんちゅうが登場し、私達の目を楽しませてくれることを期待しましょう。
10 月
27
2009
お店などで購入したらんちゅうを飼育するのも楽しいですが、気に入ったらんちゅう同士を交配させて稚魚から飼育するのもまた楽しいものです。
良いらんちゅうを産んでもらう為には、親の選別が大切ですが、最初はどのらんちゅう同士を組み合わせたらよいのか難しいですよね。
経験によってだんだん分かってくるものなので、はっきりとした判断は難しいのですが、選別のポイントになる点はいくつか覚えておきましょう。
らんちゅうの体型は、メス親の遺伝が強いと言われています。
メス親は背骨がしっかりして太身のらんちゅうを選びましょう。
体が傷ついていたり、変形していたりする場合でも、遺伝的なものでなければ問題ありませんよ。
また、メス親は3才以上のらんちゅうを選びましょう。2才魚は絶対に良くない、というわけではありませんが、3才魚の方が比較的大きい卵を産むためです。卵が大きいということは、産まれてくる稚魚も大きいというわけで、稚魚の育てやすさを考えると3才魚にしておいた方が無難だと思います。
オス魚は、尾の形が良いものを選びましょう。
体型はメスの遺伝が強いですが、尾はオスの遺伝が強いと言われています。
親骨がしっかりしていて横に伸びているものが良いでしょう。
オスはメスの場合と違い、2才魚でも良いとされていますよ。
3才魚と比較すると精子の数は減ってしまいますが、2才魚の方がメス追いが良い傾向にあります。
健康で泳ぎ方が上手く、頭の良いオス親を選びましょう。
10 月
25
2009
らんちゅうは金魚の王様とも呼ばれ、その優雅な容姿、愛嬌のある泳ぎ方は多くの人に愛されていて、愛好家の間ではらんちゅうの研究会や品評会なども行われています。
そんな愛好家の間で使われているものに「タタキ池」があります。
タタキ池とはらんちゅうを上手に飼育するための大きな池で、コンクリートで作られています。
ですがタタキ池は一度作ったら動かすことができず、作る為には大掛かりな工事が必要になることが欠点です。
そんな欠点をカバーするため、最近ではタタキ池の代わりに「プラ舟」というものが多く使われています。
舟?と不思議に思う人もいるかもしれませんね。
プラ舟とはもちろん舟というわけではなく、プラスティック製の池のことで、形は正方形や長方形など、色々なものがあります。
移動することができるので手軽で良いですが、欠点として一日の温度差が大きいという点があります。
発砲スチロールで周りを覆ったり、プラ舟を少し土に埋めたりするなどの対策をとると良いでしょう。
急に池が必要になった時、タタキ池やプラ船を用意するのは少々大変ですね。
そんな時は、子供用プールを代用すると良いですよ。
何より設置が簡単ですし、値段も手ごろですね。
空気を入れて膨らませるタイプのプールには、保温効果もあります。
耐久性に欠けるので、ずっと子供用プールで・・というわけにはいきませんが、臨時的に使うには最適なものです。是非試してみてくださいね。
10 月
21
2009
らんちゅうを飼育していると、池や水槽に青苔が付くようになりますよね。
ついつい取ってしまいたくなりますが、青苔は青水と同じように、らんちゅうの体にとってとても良いものなのです。取り除かず、そのままにしておくのが基本ですよ。
青苔は動物性プランクトンの良い生育の場となります。そのため青苔を食べることで多くのプランクトンも食べることができます。
また、青苔を食べるためにらんちゅうは動き回ることになりますよね。らんちゅうの動きを自然に活発にする役割も果たしているというわけなのです。
その他、らんちゅうの体の色を濃くする働きもありますよ。
池や水槽の側面、底に青苔がびっしり生えることで、らんちゅうの生活環境を黒っぽくし、保護色の効果で体の色を濃く変化させるのです。
ですが青苔が繁殖しすぎると、苔が厚くなって、間に汚れが溜まりやすくなってしまいます。水換えをしてもすぐに汚れた状態になってしまう場合があるので、1年に数回は掃除して青苔を取り除いてやりましょう。ただし、全て取り除くことは禁物ですよ。
青苔を取り除く時は、水を抜いて金属ブラシなどでゴシゴシ洗います。
ブラシだけでは取り除くことができない時は、塩素系漂白剤を使うと効果的に落とすことができますよ。
塩素系漂白剤を部分的に投与し、ブラシでゴシゴシこすります。
青苔が取れたら、十分に水洗いを行いましょう。
その後、水を少し入れたらカルキ抜きを入れます。カルキ抜きには漂白剤の毒性を中和させる働きがあるのです。通常の5倍~10倍程度は入れておきましょう。
再びブラシで壁や底面を磨き、水を抜きます。これで一通りの作業は終了です。
もう一度水を入れ、カルキ抜きをしたららんちゅうを戻してやって大丈夫ですよ。
この時に使う漂白剤は塩素系に限ること、また十分に換気を行って作業してくださいね。
10 月
20
2009
らんちゅうをお家で飼育するために、らんちゅうの餌は欠かすことのできないものですね。
まず想像するのは、市販されている人工的に作られた餌ではないでしょうか。
らんちゅう専用の餌や、熱帯魚用の餌など、市販されている餌には色々なものがあります。手軽に入手できて安いので与えやすい餌ですが、水分が少なく消化に時間がかかるため、与えすぎには気をつけましょう。
人工餌を与える時は、生餌と組み合わせると良いですよ。
生餌とは、ミジンコや糸ミミズ、アカムシなどの餌のことです。
栄養価が高く消化も良いので、良いらんちゅうを育てるためには欠かすことのできない餌です。欠点として人工餌に比べると入手しにくく、値段も高くなるという点があります。
店頭で見つからない時は、通販を利用すると好みの生餌を手に入れることができるかもしれません。
糸ミミズはらんちゅうがある程度大きくなってから与えましょう。生餌の中では脂肪分を多く含んでいるので与えすぎないようにしましょうね。
人工餌や生餌とは別に、らんちゅうがサラダ感覚で好んで食べる餌は、浮き草や苔、アオコ、クロレラなどの植物餌です。
植物餌は食べすぎで太りすぎる、といった心配はなく、消化も良いのでおすすめの餌ですよ。たんぱく質は少ないですが、ミネラルやカロチノイドなど、らんちゅうの健康維持に大切な栄要素をたくさん含んでいます。
餌を与える時はなるべく午前中にしておきましょう。夕方になっても餌が残っている場合は与えすぎです。夜寝る前には必ず残っている餌をとっておきましょうね。
10 月
19
2009
らんちゅうを飼育する上で注意しなければいけないポイントはいくつかありますが、中でも良い水作りは大切なポイントであると言えるでしょう。
安定した水質を保つためには水換えが必要ですが、水換えはらんちゅうの成長に大きく関係してくるので注意しなくてはいけません。
水換えを頻繁に行うと、らんちゅうは新水の影響で食欲や運動量が増えることになります。
そうなるとらんちゅうの運動能力が高まり、縦方向に成長することになるのですが、ウロコや肉瘤は荒々しくなり、形が悪くなってしまいます。
逆に水換えを少なくすると食欲や運動量が低下するので、動きが鈍くなります。
縦方向の成長は低下しますが、ウロコはきめ細かく揃いやすくなり、体つきはころっとした感じになります。
らんちゅうの様子を良く観察し、水換えで体の状態をコントロールしてやりましょう。
水換えの回数はらんちゅうの様子や水の具合によって決めるのですが、季節に応じた判断も必要になりますよ。
水温が高くなっている夏場は、青水化が進みやすい時期です。
青水はらんちゅうにとって良いものなのですが、青水化が進みすぎるとらんちゅうに悪影響を及ぼしてしまいます。
夏場は朝から高水温になっていることがあり、朝には薄い緑色をしている水でも、夕方には濃い色をしている場合があります。こうなると翌日の朝にはドロドロした悪い青水となってしまいますので、早急な水換えが必要になります。
このような状態になる前に、高水温になる夏場は頻繁に水換えすることを心がけましょう。
10 月
18
2009
らんちゅうを上手に飼育する為に、気をつけておくポイントはいくつかありますが、餌の与え方にもいくつかの注意点があります。
一度に与える餌の量に気をつける他に、餌を与える時間も大切です。
水温が低い時間に餌を与えると、消化不良で体調を崩してしまう恐れがあります。
水温の変化は季節によって違うので、その時期に応じた餌の与え方をしましょう。
春と秋は、午前7時半くらいから午後3時くらいの間に与えましょう。
夏は水温が上がりやすいので、午前6時くらいから与えても大丈夫です。午後は4時くらいまでが良いでしょう。
ただし、品評会に参加することを考えている場合、夏場は餌を与える時間を長くした方が良いでしょう。照明を使い、午後8時くらいまではらんちゅうの動きを活発にしておき、餌は午後6時くらいまで与えます。そうすれば、秋には通常より2、3cmは大きく成長してくれるはずです。
冬場は水温が低いので、餌は控えめにします。与えなくても良いですが、与える場合はお昼頃までにしておきましょう。
餌を与える時は、これらの時間帯を守ることが大切なのですが、天候に応じて変えていく事も大切ですよ。
春や秋は、特に気温が不安定になりがちですね。また、夏は昼間暑くても、夕方に突然雨が降り出す場合があります。
いつもより寒いなと感じたり、雨が降り出しそうに感じたりした時は、いつもより水温が低くなっている場合が多いので、餌の量は控えめにする必要があります。
気温の変化をあらかじめ予想して、餌の量を自分で調節していくことが大切なのです。
天気が悪くなりそうに感じたら、晴れて暖かい間に餌を十分に与えておきましょう。
10 月
17
2009
大切に飼育しているらんちゅうが病気になってしまったら、とても悲しいですよね。
らんちゅうを病気から防ぐためには、常日頃からの生活環境に気をつけることが大切ですが、万一病気になってしまったら、塩水による治療が効果的です。
塩の濃度は、高ければ良いというわけではありません。
らんちゅうの大きさによって適した濃度は異なりますが、0.3%~0.9%が通常の濃度です。塩の濃度を高くしすぎると、逆にらんちゅうの体に悪影響を及ぼしてしまいます。
ひどい場合は、塩水によって死んでしまうことがありますよ。多くても1.5%程度にしておきましょう。
薬を使わない治療を考えるなら塩を使う治療の他に、水温を上げて治療する高温治療も効果的です。
細菌やカビが繁殖しやすい水温は22度~26度で、それ以上高くなると繁殖しにくくなり、30度以上ではほとんどの細菌が消滅します。
らんちゅうは40度の高温であっても平気なので、高温にした方が良いということになりますが、水温を上げるタイミングには注意が必要ですよ。
一気に上げてしまうと水温の変化に弱いらんちゅうの体に良くありません。ゆっくり時間をかけて上げていきましょう。
塩水、高温治療は、濃度や水温が高い方が病原菌に効果的なのですが、らんちゅうに悪影響を与えてしまうような失敗を防ぐためにはやり過ぎないことがポイントなのです。
初心者の場合は塩水濃度0.5%~0.7%、水温は28度~30度程度にとどめておいた方が無難かもしれませんね。